【整体 腱鞘炎】40代・女性・マッサージ師の「手首の痛み」について質問です
更年期以降の女性に多い腱鞘炎。 腱鞘炎による痛みは、局所の炎症を抑えるだけでは不十分です。
8個の手根骨のつなぎめを一つひとつ正常な「遊び」がある状態にし、手を構成する27個の骨で構成される精密なアライメントをどう復元するかが、再発を防ぐ鍵となります。
パーフェクト整体が提唱する「手指・手首施術の全体像と臨床ガイド」については、まずこちらのページでその戦略を確認してください。▼
この記事では、腱鞘炎を早期改善に導くための、関節の戻し方とセルフケアのポイントを実際に合った質問を交え、詳しく解説します。
目次
腱鞘炎の原因2つ
「腱鞘炎は使いすぎだから安静に」 「温めて固定して治るのを待つしかない」もしあなたがお客様にそう伝えているとしたら、改善のチャンスを逃している可能性があります。
手首の痛みの本質は、多くの場合、炎症そのものではなく、受傷時や日常の負荷で生じた「関節の位置異常」にあります。私の臨床経験では、手首だけが悪くて腱鞘炎になることはとても珍しいです。
原因1:女性ホルモンの減少
女性ホルモンのピークは35歳。加齢によりどんどん女性ホルモンが減ると、筋膜 / 腱が弱ってきます。そんな時期に、手首を使う(赤ちゃんを抱っこ、重いフライパンを振るetc)ことが腱鞘炎の原因の1つ目です。
原因2:肩甲胸郭関節の動きの悪さ
腱鞘炎の原因で一番重要なのは肩甲胸郭関節の動きの悪さです。肩甲骨と胸郭の間が動かなくなると、肩甲胸郭関節よりも遠位の関節でその動きの悪さを無意識にかばい、より遠位の動きやすい手首に無理がきます。
腱鞘炎・手首痛の正体:なぜ関節の調整が必要なのか?
腱鞘炎は単なる腱の炎症ではありません。その背景には、上記2つの原因から派生した手根骨や橈尺関節の「位置のズレ」が隠れています。
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関節の不整合による摩擦: 手根骨(特に月状骨や舟状骨)が正しい位置から外れると、その上を通る腱に異常な摩擦が生じます。この摩擦を放置したまま筋肉を揉んでも、炎症は収まりません。
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「遊び」の消失: 手首の関節面が潰れ、遊びがなくなった状態で手指を使い続けることが、腱鞘炎を慢性化させる最大の原因です。
腱鞘炎の臨床:機能的障害を戻すという視点
腱鞘炎を「単なる炎症」だからいつかよくなるだろうと軽視してはいけません。腱鞘炎の痛みや違和感が長引くのは、8個の手根骨関節が微細にズレ、「機能的障害」を起こしていることが多いからです。
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位置異常を戻す: 腱鞘炎の施術で意識すべきは、押したり揉んだり温めることではなく、ズレた関節面をミリ単位で「元の位置」に戻し「正常な動き」をつけることです。特に月状骨・舟状骨・小菱形骨とこれらに接続する骨との関節をチェックする必要があります。
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早期復帰への鍵: 関節を正しい位置にリセットすれば、組織の修復は劇的に早まります。「ずれた位置のまま固定して待つ」だけではなく、「正しい位置に戻して動かす」のがプロの仕事です。
臨床で使える改善ポイントとセルフケア
お客様に指導するセルフケアも、関節の構造を理解した上で行うことで効果が倍増します。
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手根骨のスペース確保: 手首を軽く牽引しながら、手根骨同士の間に隙間を作るイメージで動かします。これにより腱鞘への圧迫が軽減されます。
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前腕の滑走性アップ: 腱鞘炎に関連する筋肉(長母指外転筋や短母指伸筋など)がスムーズに滑るよう、前腕部での筋膜リリースを併用します。
これだけではピンとこないかもしれないので、以前にあった質疑応答の様子を書いてみます。
講師からのアドバイス
手首、手根骨はどうでしたか?硬い骨はなかったですか?異常に硬いのは、もしかすると.. 位置が悪いせいかもしれません。悪い位置のまま関節がある程度緩んだから楽にはなったけど、、戻ってしまうのだと思います。
月状骨・舟状骨・三角骨は一度やった後にもう一度チェックしてみて下さい。一番硬いと思っていた骨が変わっていたり、本当の硬さが出てくるかもしれません。
あとは、マッサージの仕事であれば、下肢の方も無視できない気がします。股関節や膝も怪しい気がします(^_^;)
手首と手根骨は硬かったです。特に月状骨、月状骨に対する有頭骨、三角骨に対する有鉤骨、有頭骨・舟状骨に対する小菱形骨を痛がってましたし、それ!と言ってました。
悪い位置のまま、施術した気がします。もっと細かく診れるようにしたいと思います。下肢も色々と症状を持ってる方なので、もう一度全部診ようと思います。
片平からのアドバイス
40代ですと更年期で女性ホルモンが激減している時期です。という事は、靭帯に力がなくなって来ている時期でもあります。
ですから、治療後、痛くない状態を確認したら、サポーターやリストバンドで靭帯の補強をして仕事をするようにお話しして下さい。(オイルマッサージの時はできないと思いますが、家事・炊事などは、サポーターやリストバンドを使うと回復が早いです)
この対応で、もし、いい期間が延びれば、技術的にはできているという事です。
この対応をしてもすぐ戻るようであれば、先生の技術のレベルをあげれば解決します。パーフェクト整体ですっかり良くなれる症状なので、頑張ってトライして下さいね。患者さんのためによろしくお願い致します。
以上、だいぶ以前の質問とその時のやり取りを載せてみました。最初から上手なら、新しい手法を習う必要はないわけです。パーフェクト整体を学び、
⚫︎なぜ、痛みが出ているのか?
⚫︎どこに原因があるのか?
⚫︎その中でも根本原因に当たるものは何かあるのか?
⚫︎どの順番で施術すると効率よく改善できるのか?
自分で仮説を立てながら、施術をして行くことで、経験智が溜まり、より正確な見立て・仮説ができ、スピーディーな施術ができるようになります。
パーフェクト整体の本講座が終わった時が、新しい臨床の世界のスタートです。学んだ診断法や施術法をどう活かすのか?どうやって精度を上げるのか?これからが本物の治療家になるスタートです。頑張ってください。
結論:機能障害を放置しない
腱鞘炎だけでなく「ドケルバン病」「母指CM関節の痛み」「突き指」なども、大切なのは「構造を整えて機能を回復させる」ことです。安静や固定だけでは取りきれない痛みに対し、関節の位置を正し、スムーズな動きを取り戻すアプローチこそが、早期改善への最短ルートとなります。
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最後まで読んでいただきありがとうございました。
この記事は、片平悦子が書きました。
腱鞘炎の原因とセルフケアについて動画でも話してみました。上記文章と同じではありません。堅苦しすぎますから。気になる方は、下記をクリックして見てくださいネ。
↓
(福島弁で訛っているのはお許しを!!)
最後に
今回解説した関節の位置異常の修正は、手部の機能を回復させるための重要なステップです。画像診断で異常なしでも実際に動かしてみたら全く関節が動いていないなんて日常茶飯事です。臨床で結果を出し続けるためには、肩甲帯・前腕・手の骨との運動連鎖の理解が欠かせません。
他の症例や、手指全体の詳細な調整法を網羅した以下の「手部 臨床ガイド」も併せて活用し、先生の技術の再現性を高めてください。
▼ 手・手首・手指の臨床ポイント&症例別リンク集 ▼
https://perfectseitai.org/blog/wrist/
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〒338-0002 埼玉県さいたま市中央区下落合2丁目5−3 辻村マンション301
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公式サイト:https://perfectseitai.org
営業時間:10:00 ~ 17:00
定休日 :土・日・祝
昨日、施術したマッサージの仕事をしてる40代の女性について書きます。学生のころにバレーボールで手首と肩を悪くしてるようです。
ご本人は、ずっと腱鞘炎と言っていました
検査すると
今後の施術法について
講師からのアドバイス
A認定講師より
Y先生、お疲れ様です。&ナイスチャレンジ!!
手首、手根骨はどうでしたか?硬い骨はなかったですか?
異常に硬いのは、もしかすると.. 位置が悪いせいかもしれません。悪い位置のまま関節がある程度緩んだから楽にはなったけど、、戻ってしまうのだと思います。
月状骨・舟状骨・三角骨は一度やった後にもう一度チェックしてみて下さい。一番硬いと思っていた骨が変わっていたり、本当の硬さが出てくるかもしれません。
あとは、マッサージの仕事であれば、下肢の方も無視できない気がします。股関節や膝も怪しい気がします(^_^;)
投稿者Yありがとうございます。
手首と手根骨は硬かったです。特に月状骨、月状骨に対する有頭骨、三角骨に対する有鉤骨、有頭骨・舟状骨に対する小菱形骨を痛がってましたし、それ!と言ってました。
悪い位置のまま、施術した気がします。もっと細かく診れるようにしたいと思います。下肢も色々と症状を持ってる方なので、もう一度全部診ようと思います。
片平より
Y先生、講座ご卒業おめでとうございます。
40代ですと更年期で女性ホルモンが激減している時期です。という事は、靭帯に力がなくなって来ている時期でもあります。
ですから、治療後、痛くない状態を確認したら、サポーターやリストバンドで靭帯の補強をして仕事をするようにお話しして下さい。(オイルマッサージの時はできないと思いますが、家事・炊事などは、サポーターやリストバンドを使うと回復が早いです)
この対応で、もし、いい期間が延びれば、技術的にはできているという事です。
この対応をしてもすぐ戻るようであれば、Y山先生の技術のレベルをあげれば解決します。パーフェクト整体ですっかり良くなれる症状なので、頑張ってトライして下さいね。患者さんのためによろしくお願い致します。
投稿者Y片平先生ありがとうございます。
サポーターやリストバンドのことはお話しします!もちろん、自分の技術レベルをあげることが前提のことですので、勉強・練習と経験を重ねて、更にレベルアップできるように頑張ります。
パーフェクト整体を学んで、今までなら『自分には何もできない。。』で終わってたことが、なにかお役にたてるかもと思えることが色々な意味で自分の成長に繋がってます。ありがとうございます。
B認定講師より
Y先生、初めまして。私も意見を述べさせて頂きます。参考になれば幸いです。
マッサージなどの仕事を長年なさっている方は、Y先生の技術うんぬんよりも、重症の方が多いように感じます。
学ぶ前の私は、変なプライドがあり、劇的に変化させたい!良いところを見せたい!というところがありました。ですが、片平先生とお会いし、ご指導を頂いてからは、自分は精一杯施術を行う、後は、その人の回復力に任せる。その様な気持ちで、毎日施術させて頂いています。
今後は、Y先生のレベルが上がれば、もっと重症な方が来院されると思います。その方を改善させていくことで、Y先生のレベルも上がってくると思います。
今回の施術の順序は、今の時点ではベストだと思います。A講師や片平先生のアドバイスを踏まえて、もう一度丁寧に見てみては如何でしょうか?
片平先生曰く「わからない時は、骨や関節に聞くの!」だそうです。私は、その領域に達していませんが・・・(汗問題は。そこに隠されていると思います。技術的なことでなくてすみません。
投稿者YB先生、初めまして。貴重なアドバイスありがとうございます。今以上に丁寧に一人一人の施術にあたります!それが今後のレベルアップや自分の成長に繋がることを信じて!ありがとうございました。
以上?質問とその時のやり取りをそのまま載せてみました。最初から上手なら、新しい手法を習う必要はないわけです。
パーフェクト整体を学び、
⚫︎なぜ、痛みが出ているのか
⚫︎どこに原因があるのか
⚫︎その中でも根本原因に当たるものは何かあるのか
⚫︎どの順番で施術すると効率よく改善できるのか
自分で仮説を立てながら、施術をして行くことで、経験智が溜まり、より正確な見立て・仮説ができ、スピーディーな施術に変わることができます。
Y先生のように、講座が終わった時が新しい臨床の世界のスタートです。学んだ診断法や施術法をどう活かすのか?どうやって精度を上げるのか?これからが本物の治療家になるスタートです。頑張ってください。

