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整体で困った時に読むブログ

【整体 側弯症】腰椎固定術後・思春期特発性側弯への臨床アプローチと改善症例

「側弯症の方は、怖くて触ることができない」 「背骨の手術をしている患者さんに、整体をしていいのか判断に迷う」

多くの施術家が、側弯症や手術後の患者さんを前にして「自分には無理だ」と壁を作ってしまいます。しかし、病院で「これ以上は良くならない」「様子を見ましょう」と言われ、絶望している患者さんが最後に頼るのは、私たちプロの施術家です。

本記事では、腰椎固定手術後の症例から、思春期特発性側弯、肩の左右差まで、高難度な構造変形に対するパーフェクト整体の臨床指針を解説しますので参考にしてください。

【症例1】腰椎固定手術後の施術ポイント:触れる場所・触れてはいけない場所

脊柱管狭窄症などで腰椎をボルトで固定した手術後の患者さんは、手術部位以外の場所へ過度な負担がかかり、深刻な痛みを抱えているケースが多々あります。

固定部位の「上下」を救う

手術で固定された部位そのものを動かすことはできませんし、してはいけません。しかし、固定されたことによって「動かざるを得なくなった上下の関節」には、想像以上に負荷がかかっています。

パーフェクト整体では、固定部位には触れず、その上下の関節を包む「深層膜(靭帯・関節包)」の癒着を丁寧に取り除きます。土台となる仙骨や、負担を肩代わりしている胸椎をリポジショニングすることで、手術後の「取れない痛み」を緩和させることが可能です。

例えば、講座生さんのこの女性患者さんは、整形外科で側弯だと言われ、9ヶ月前にに脊柱管狭窄症で手術し、L4・L5を固定するための金属が入っています。

3回目施術のビフォーアフター↓
3回目の施術前↓
初回は、身体全体が右回旋して身体がくの字に曲がったような寝方でしたが、だいぶ平になりました。腰の鈍痛もだいぶ取れたとのこと。継続して施術していけばもっと楽になれそうです。

【症例2】思春期特発性側弯・膝の折れ曲がり・外反母趾

62歳女性患者さん:10代で発症する特発性側弯症。見た目の歪みだけでなく、全身の連動性が崩れているのが特徴です。

全身を「一つのユニット」として捉える

思春期の側弯症例では、背骨のカーブだけを見るのは不十分です。この62歳の女性患者さんは、膝が自然と折れ曲がり、外反母趾も併発していました。これは、背骨の歪みを補うために全身が「代償作用」を起こしている証拠です。

パーフェクト整体のメソッドで足首、膝、股関節といった下肢の関節を本来の位置に戻したところ、土台が安定し、結果として背骨のカーブに伴う痛みや全身の疲労感が大きく改善しました。

【症例3】16歳女性「肩の高さの左右差」と肩の痛み

「鏡を見るたびに肩の高さが違うのが気になる」という若い女性の悩み。これは単なる姿勢の悪さではなく、肋骨や肩甲骨を包む「膜」の引きつれが原因です。

膜の引きつれが「構造」を歪ませる

肩の高さの左右差がある場合、片方の「胸郭(肋骨)」が潰れるように歪み、周辺の靭帯がガチガチに癒着しています。

初回施術のビフォーアフター↓

立った時の不安定感が減って、「背中の憑き物が取れてきたような気がする」とは言ってくださるものの、まだまだ左右差が激しいです。

このような場合、無理に肩の高さを合わせようとするのではなく、第1メソッド「透視検査法」で、どの膜が肩甲骨を下に引き下げているのかを特定します。その膜を「3種の深層膜リリース」で解放し、肩甲胸郭関節の動きを出すことで、無理なく自然な肩のラインへと戻していくことができます。

側弯がある場合、肩の高さが揃うことがゴールではなく、こりを感じず日常生活が快適に過ごせることをゴールにします。

高難度症例に挑む施術家が持つべき「視点」

側弯症や手術後の症例で最も大切なのは、「歪みをゼロにすること」ではなく「動ける体を作ること」です。

  • 構造を否定しない: 固定された骨や変形した骨を「敵」と見なさず、その状態で最も効率よく動けるバランスを解剖学的に探る。

  • 守・破・離の徹底: 高難度な症例こそ、自己流を捨て、解剖学という「守」に立ち返り、何が起きているかを考え解放を目指します。

「治しきれない」という後ろめたさは、裏を返せば「もっと救いたい」という情熱です。その情熱を、確かな技術へと昇華する努力をしていきましょう。

人体をミリ単位で把握し、膜から骨格を再構築するパーフェクト整体の技術があれば、あなたは患者さんにとって「最後の希望」になれるはずです。

さらに学びたい方へ

構造的な変形へのアプローチだけでなく、内科的・自律神経的な症状との関連についても、以下のページで詳しく解説しています。

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最後までお読みいただきありがとうございました。

この記事の執筆者:片平悦子
一般社団法人日本パーフェクト整体普及協会代表。3院以上回っても治らない重症患者さんを救うため、解剖学に基づいた安全で効果的なアプローチを全国の施術家へ指導しています。

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