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整体で困った時に読むブログ

【整体 上腕二頭筋の痛み】肩だけでなく、上腕二頭筋の痛みがある場合の原因と対処法

【臨床の治しきれない壁を突破したい施術家の先生へ】 肩の可動域制限(五十肩)と肘の痛みは、上腕二頭筋を介して密接に連動しています。「肘を曲げると肩に響く」「二頭筋の痛みが取れない」といった症例の鍵は、肘関節の適合性にあります。

肘の正しいアライメントと、評価の基準となる3つの関節チェック法については、まず下記の「肘部施術のガイド」を必ず一読ください。

本記事では、肩と肘を繋ぐ二頭筋の痛みが「なぜ肘の調整で変わるのか」質問があったので、その解剖学的根拠と施術のポイントを解説します。

上腕二頭筋が痛い原因は?

質問:腕を水平伸展、肘を90度に曲げた時に、手首を後ろに少しでも動かすと上腕二頭筋が痛い場合に、どこが原因か伺いたいです。片平先生の肩や手首の手順書の内容を行ったところ、少しいくようになりました。

——

質問をくださった先生は、熱心な先生ですね。

この質問では、書かれている内容が質問者と私であっているか不安なので、写真をいただきたいところですが、文章から推察すると、水平伸展(手の平は下向き)で

五十肩 腕を水平凱旋して

肘を直角に曲げると手の平は後方へ向く

五十肩 水平伸展 肘を直角に

そこから、手首を後ろに少しでも動かすと、上腕二頭筋が痛いと理解して、解説します。

上記の状態なら、肘を直角に曲げた時点で橈骨は回内しています。

さて上腕二頭筋の停止は橈骨粗面につきますが、上腕二頭筋腱膜になって尺骨の方に伸びてもいます。停止のメインは橈骨粗面と思ってください。

引用:https://www.anatomy.tokyo/systematic/sa10/origin-and-insertion-of-biceps_brachii/

先ほどの動きをした時には、橈骨頭は回内しています。つまり、上腕二頭筋の停止につく膜繊維が伸ばされているということです。

橈骨の回内・回外

引用:引用:https://capture.dropbox.com/miGTo97suYTlPMky?src=ss

ここまでわかれば答えは簡単ですね。上橈尺関節で、尺骨に対し橈骨が回内方向に動けていないのが原因です。

どうやって施術するの?

施術は、説明はできますが実際治せるかというと甚だ、疑問です。

何せ、本講座で手取り足取り学んでも、一定量練習しないとなかなか治せるようにはならないからです。でも、やり方を書いてみますので参考にして練習してみてください。

腕尺関節、腕橈関節の施術が終わった段階で、尺骨に橈骨の位置や回内・回外の動きをつける手法になります。だから、尺骨まで動いてしまわないように気をつけましょう。

正常値は回内は90度、回外は85度が目安です。本によってはどちらも90度と書かれていたりしますが、お客様が苦痛なく動ける範囲まで緩めてください。

1. 検査 (右の場合)

①慣れないうちは手首の一番近位のシワで判断します。
《目安》尺骨と橈骨の茎状突起の高さのずれを手首の横紋の位置で確認すると、どのくらい橈骨を近位or遠位に動かせばいいかがわかる

上橈尺関節 施術 やり方

②上記イラストの真ん中の状態になるように、尺骨に対して橈骨を動かした位置で、橈骨頭が回内・回外の動きが綺麗にできているかをチェックする

2. 施術(第4原則)(右の場合)

~ セットアップ ~

③ 術者は写真のように左中指を尺骨に当てて尺骨ロック
④左指第2指は腕橈関節の隙間に当ててセンサーにする
⑤左手母指は橈骨頭に当てる
⑥右手手指で橈骨茎状突起をコントロールするため広く当ててもつ

~ 施術 ~

⑦尺骨に対して左手母指と右手で②の検査で動かなかった方向に誘導をかけ動かないところで止めて待つ。しばらくすると動きを感じるのでさらに動かなかった方向に誘導をかける。

3.再検査

⑧再度②の検査をして回内・回外の動きがついていればOKという判断になります。


文字にするとこんな感じです。

ただ、施術法はわかっても、実際に効くかどうかはさまざまにコツがあります。そこまで文章のみで説明するのは、私には力不足で申し訳なく思います。

実際に私はこうして治すし、パーフェクト整体の受講生さんも同様にして治しています。

文章だけを読んで、施術家さんが再現するのは至難の業だと思います。実際にやってみるとできないのは、知識で分かったイメージを手で再現できないから。再現するには、できる人に直接習って正解を確認し、何度も何度も何度も、、練習するしかありません。

今、この質問者の方が、手順書通りにやったら少し効果が出ているとすれば、この方はとても優秀です。たくさん練習して技術の精度を上げてください。

まとめ

今回は、腕を水平伸展、肘を90度に曲げた時に、手首を後ろに少しでも動かすと上腕二頭筋が痛い場合に、どこが原因かという質問にお答えしました。

原因は、上腕二頭筋の停止腱が縮んだまま動けなくなっていること。治すには上橈尺関節を正常に調整して、尺骨に対して橈骨頭がスルッと動けるようにすることです。

お役に立てば嬉しいです。

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最後まで読んでいただきありがとうございました。

この記事を書いたのは、パーフェクト整体創始者・片平悦子です。

最後に

上肢全体のパフォーマンスを取り戻すためには、上腕二頭筋の痛みは、肩・肘どちらか一方の調整だけでは完結しません。二頭筋の停止部である橈骨粗面の動きを出すためには、肘関節全体の「遊び」特に、腕橈関節が「正常な位置」で「正常な遊び」があることが前提となります。

肘の「ホネホネ感(骨の感触)」を極め、上肢全体の臨床結果を上げたい先生は、以下の「肘部 臨床ガイド」を併せて活用してください。

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